追悼するしかない。。塩次伸二さん

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2008年10月20日 18:11

写真は塩次伸二さんがプレイしているボク所有のアルバムの一部。


・向井滋春オリッサにゲスト参加。珍しいレゲエナンバーでギターソロを弾いてます。
この時代から特別なギタリストであったのがうかがえる。

・藤井康一さん、チャールス・アーランド等とのセッション。
デヴィッド・マレイの曲などもやっています。こちらも貴重品!

・東のホームグラウンド、高円寺ジロキチでのライブアルバム。
ポール・ジャクソン、本田竹広さん等とのセッション。
とにかく本田竹広さんのピアノが素晴らしい。途中ゲスト出演の
ロドニー・フランクリンの悶絶ピアノプレイも堪能できるボクの
隠れたフェバリットアルバム。塩次さんのいぶし銀ギターソロが
随所でフューチャーされてます。シブイ!!!



しかし昨日の塩次伸二さんの訃報には驚かされたと言うか
信じられないのが正直な気持ちだ。


楽屋裏などではベテランジャズ系ミュージシャンから
『伸ちゃん最近はどうしてるの?彼本当にカッコいいよね!』などと
良く話題にあがるギタリストの1人だった。
とにかくプレイも人柄も同業者からの評判も抜群に良いのだ!


何年か前のジャズフェスのスペシャルステージのブッキングを頼まれた時
スペシャルならばと、すかさず塩次さんに声をかけさせていただいた。

この年のフェスはなんと言っても、毎年常連であったが
しばらく出演を断念せざる負えなかったドラマーの東原力哉さんの復帰戦の年でもあった。
※断念せざる負えなかった理由は各自調査と言うことで(笑)

そんなスペシャルステージの中心人物、藤井康一さんとベーシストの清水興さんに
塩次伸二さんをギタリストとして迎える事を提案したが一発でOK!


相変わらずギターアンプなどには全く拘らず、レンタルしたアンプにギターとシールドを
繋いで音を出した瞬間伸ちゃんワールドが広がる。
本物とは身体と心ですべてが決まるのだ。

そしてその夜の狂乱且つみだらなセッションは
超満員の野外フロアを揺るがしまくった。

更に更に、予定通りにみだらに繰り広げられた打ち上げでは
清水興さんの絶妙トークと塩次さんのダジャレが飛び交い
想像を絶するとんでもない一夜となった。

最後にお会いしたのはその翌日、とあるお蕎麦屋さんが最後だった。
今思えばもう一度彼の生音を聴きたかったが後悔しても仕方がない。
ボクたちは彼から教えてもらった音を継承、伝承して行くしかないのだ。


塩次さんやすらかにおやすみください。
今まで本当にありがとうございました。


合掌

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